interview42

S.Nさん

専門部署

お母さんがお産を乗り越え、生まれた我が子を抱いた時の幸せな顔や退院する時の晴れ晴れとした姿をみることが私の原動力です。

当院に入職を決めた理由はなんですか?

当院は、総合周産期母子医療センターがあり、助産師を志していた私としては様々な症例を学べる点でとても魅力的だったからです。また、お産をしたお母さんたちにとっても、隣にこども病院があるため、もし母子分離になったとしても入院中に我が子に会いに行くことができ、つながりのある看護を提供できるのではないかと思い入職を決めました。

水戸済生会総合病院で実際に働いてみた感想は?

入職してから様々なことを経験することができました。学生の時に学んだ知識以上に様々な疾患や背景をもつ母子との関わりも多く、毎日様々なことを考えながら働いています。

総合周産期母子医療センターという名前から、緊迫感のあるピリッとした場面ばかりが思い浮かぶかもしれませんが、当センターは助産師・看護師間だけではなく産科医師や薬剤師などとも気軽にディスカッションできるところが、忙しくとも長く働くことができる素敵な風土だと感じています。

どんなときにやりがいを感じますか?

お母さんが子を想いお産を乗り越え、生まれた我が子を抱いた時の幸せな顔をみた時です。達成感に満ち溢れた笑顔をみると、母子が元気でお産を終えることができたことに私自身も安堵感を感じます。そして、お母さんが授乳で赤ちゃんに微笑みかけている姿や、退院する時の晴れ晴れとした姿をみることが、私の原動力となっています。また、患者さんが私の名前や顔を覚えていてくれて、次の妊娠・出産で当院にいらした時や、外来でお会いした時に声をかけてくださることは、助産師として嬉しさを感じる場面です。

仕事をするにあたって心がけていることは何ですか

どんなに忙しい時も立ち止まり、心をよせて話を聞くことです。妊娠・出産・育児でお母さん方は様々な心の揺らぎを感じながら生活されています。時には、自分の思い描いた様子とは違った経過を辿り、戸惑い立ち止まって時を過ごしている方もおられます。医師の説明の理解状況や家族の受けとめ、家庭内役割の調整などの情報も含めて多職種で共有して関わることを心がけています。

今後のキャリアプランや目標を教えてください

母子が元気に退院していくためには、助産力だけではなく、看護師としての観察力やアセスメントの向上が必要であると強く感じたため、2020年から特定看護師の学びを始めました。特定看護師の研修をうけたことで自分が患者さんや病棟に還元できることは何だろうと考え、学びを現場に活かそうと行動するように変化しました。院内の特定看護師らとの交流も、意識を高めることに繋がっていると思います。

私は今、後輩育成に携わっています。以前は、難しさが気持ちの大半を占めていましたが、院内外の研修で指導方法を学び実践することで、楽しさを感じるようになりました。看護師・助産師になりたいと思い、夢をもっておられる方に、実りある学びの機会となるような関わりを目指して行きたいと思います。

看護学生の方、当院への入職を検討されているかたへメッセージをお願いします

看護職として、医療職として、共に高めあっていくことのできる病院です。
また、結婚・出産・子育てを経て長く仕事を続けることができる職場だと思います。私自身、実家は遠方でありながらも10年以上勤務し、家族の時間を大切にしながらスキルを向上させることができました。
“こんな看護をしたい”そんな素敵な想いをもっている皆さんと一緒に働きたいです。
水戸済生会総合病院でお会いできるのを楽しみにしています。