看護師特定行為研修
specific
研修理念
水戸済生会総合病院看護師特定行為研修は、社会から求められる高度急性期医療、及び地域包括ケアの中で活躍できる高度かつ、専門的な知識と技術を持ちえた看護職を育成する。
実践においては、済生会の基本理念「施薬救療」の精神に基づき、全ての人々の尊厳を重んじ、医療安全に配慮した良質の医療と看護を提供する。さらに、個人が主体的にキャリアを開発できる看護職の育成を目的とする。
特定行為
特定行為とは、診療の補助であり、看護師が手順書により行う38行為です。2025年に向けて、さらなる在宅医療等の推進を図っていくためには、個別に熟練した看護師のみでは足りず、医師又は歯科医師の判断を待たずに、手順書により、一定の診療の補助を行う看護師を養成し、確保していく必要があります(厚生労働省:特定行為に係る看護師の研修制度の概要)。特定行為看護師育成にも力を入れており、臨床研修センターで行われています。
水戸済生会総合病院の研修の特色
水戸済生会総合病院では、「共通科目」と16区分の特定行為研修を行っています。講義は、S-QUE研究会®と提携し、E-Learningにより行いますので、受講生の学習進度に合わせて受講していただくことができます。
また、演習・実習は研修医の指導を担当している臨床研修センターの協力を得て、総合内科、循環器内科、救急科、腎臓内科、外科、消化器内科、泌尿器科、麻酔科の医師が担当します。さらに、特定行為研修を修了した看護師も自らの経験を活かし、受講生の学修相談やサポート、指導に関わります。
当院では、下記のような研修理念を掲げていますが、特に特定行為を安全に、かつタイムリーに実施するために、「医師と十分にディスカッションできるだけの知識の習得」を重要な目標の一つに設定し、その基礎となる「アセスメント能力の習得」を重点的に指導いたします。
当院では院内の研修のみならず、全日病S-QUE研究会®にも教材をご提供しています。