病棟紹介
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総合周産期母子医療センター
1992年5月の開設以来、妊娠中から分娩までの母子を一貫して診療しています。
当院の産婦人科医と県立こども病院の新生児科医の協力により、県内のハイリスク妊産婦の母体搬送を24時間受け入れています。病床数は、産科病棟15床、MFICU6床の21床です。外来と病棟がユニット化し、継続した看護サービスを提供しています。院内助産システムでは、助産師外来、妊婦健診での保健指導、両親学級、母乳外来、産後2週間健診、育児相談など行っています。 -
4階西病棟
稼働病床数43床の循環器内科、心臓血管外科の病棟です。循環器内科では心筋梗塞、心不全など重症心疾患、心臓血管外科では、手術後に集中管理が必要な患者様が多く入院されています。循環器ではTAVRやマイトラクリップ等の最新の治療にも対応し看護にあたっています。循環器疾患治療では、重症度や緊急度が高い患者様が多く、急性期の管理を行う上では専門的な知識・優れた観察力・確かな技術が必要とされます。そのため、医師、看護師、技師、薬剤師などが協力してそれぞれの役割を遂行しています。循環器看護では、状態の急変や生命の危機に直面することがあります。患者様やその家族は大きな不安をかかえているため、精神的な支援も重要な看護として関わる時間を大切にしています。救急救命センターの後方病床の役割も担い連携しています。重症度の高い患者様が回復し退院していく喜びを、患者様・家族、多職種で分かち合いながら看護ができる病棟です。
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4階東病棟
稼働病床48床の泌尿器科・眼科・腎臓内科・整形外科・形成外科の混合病棟です。
泌尿器科は腎臓・尿管・膀胱・尿道など尿道系、副腎などの内分泌系の手術、化学療法目的の患者様、眼科では白内障・緑内障など手術目的の患者様が多く入院されています。腎臓内科では腎不全・ネフロ-ゼ症候群・透析導入目的、整形外科は圧迫骨折などの保存療法や回復期のリハビリ目的の患者様が入院されています。入院、退院が多い病棟ですが、専門的な治療が円滑に継続できるよう病棟スタッフで協力しながら、患者様、ご家族様の心情をくみ取り、安心して治療が受けられるように精神的な看護を大切にしています。 -
5階東病棟
稼働病床43床の脳神経外科、整形外科、総合内科、救急科の病棟です。脳血管障害、脳腫瘍、頭部外傷などの器質的疾患の方が多く入院しています。急性期の救命処置、検査、手術に伴う看護、入院早期から回復期段階におけるリハビリテーション看護、予後不良あるいは慢性的な長期療養に対する身体的・精神的・社会的ケアなど長期間にわたり一貫した看護を行っています。多職種と協働し退院支援や地域連携パスを活用し継続看護を行っています。看護の基本であるアセスメントと実践ができるよう看護師一人ひとりが考え、チームワークを発揮して看護を提供しています。特定行為研修修了看護師による特定行為の実践も行っています。
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5階西病棟
稼働病床43床の整形外科病棟です。手術を目的とした変形性股関節症・膝関節症、スポーツによる関節周囲疾患、脊椎症性脊髄症・脊柱管狭窄症による変形性疾患、外傷による骨折や脊髄損傷の患者様が多く入院されています。整形外科の患者様は日常生活動作に援助が必要な方がほとんどです。そのため、リハビリを行なうことが重要となります。苦痛なく安全にリハビリに取り組むことができるよう、環境を整え、医師・薬剤師・リハビリスタッフと協働し、疼痛緩和や転倒転落防止に留意しながら、日々の積み重ねが患者様の笑顔に繋がると信じて看護を行っております。またMSW・退院支援看護師・地域連携室と情報を共有し、患者様とご家族の希望に沿った、社会復帰や退院に向けての支援を行っております。
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2階南病棟
2南病棟は外科、形成外科、口腔外科、婦人科、小児科を有する混合病棟です。病床数44床であり、生後数日の新生児から100歳を超える高齢者まで、幅広い疾患や年齢層の患者に対応しています。主に周手術期の患者を対象とし、回転率が非常に高いことが特徴です。そのため、入院時から退院後の社会復帰を想定し、医療チームで連携を図り、早期退院支援に取り組んでいます。
術後は、手術に関連した身体的苦痛、合併症やせん妄症状を呈する場合も多く、患者に寄り添った看護の提供を心掛けています。また女性特有の疾患や、小児及びそのご家族への対応など、身体的援助に加え精神的にも細やかな援助が必要とされます。そのため、患者にあった対応を医療チーム内で検討し、専門職それぞれが役割を果たせるよう努めています。
忙しい病棟ですがお互い様精神を掲げて、病棟薬剤師やクラーク、看護補助者と協働し、働きやすい環境をチーム全体で作り上げています。 -
3階南病棟
病床数50床の消化器内科を主科とする病棟です。また、水戸医師会開放型病棟となっていますので、地域の先生方からの紹介患者も多く入院しています。消化器内科は消化管出血・急性膵炎・急性胆管炎等の緊急治療を要する急性期から、肝硬変などの生活指導を要する慢性期、癌の終末期の患者が入院されるので、患者に合わせた看護を行っています。そのため一部プライマリーナーシングを導入し、患者・ご家族に寄り添ったケアを医療チームで提供しています。また、特定行為研修終了看護師が配置されているため、患者の適切なアセスメントを行い、安全で安心した治療・入院生活が送れるよう心がけています。
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4階南病棟
稼働病床数26床の全個室病棟です。新型コロナウイルス感染症の感染拡大時には、感染症専用病棟として医療チームが一丸となり、感染症を蔓延させないよう病棟の役割を遂行してきました。現在、感染症対応の機能を維持しながら、一般床・全室個室病棟として対応しています。個室は生活環境が守られやすく、ゆったりと過ごせる療養環境、プライバシーの保護、感染予防に効果があります。全診療科に対応しているため、幅広い知識や技術向上のため、個々において自己研鑽に努めています。今までの経験を糧とし、患者と医療従事者の安全に留意し、職業感染対策をしっかりと実施しながら、強い使命感と責任感をもって看護を提供しています。
密なコミュニケーションにより円滑なチームワークで様々な患者へのより良いサポートを実践し、個室病棟としての質の高い看護実践に提供しながら、患者の個別性を重視したきめ細やかな看護実践を行っています。 -
新3階病棟
当病棟は、腎臓内科、血液内科、消化器内科を主とした病棟です。慢性疾患を持つ患者の気持ちに寄り添えるように様々な視点からアセスメントできる看護を目指し、日々の業務に努めています。当病棟の入院患者の9割は腎臓内科の方になります。その為、透析を行う方が多く、シャント作成や透析導入等に伴う、生活支援や治療の選択、QOL向上のための支援のニーズが高い病棟です。また、腎不全や心不全の状態は、生命に危機に直結することもあり、素早い判断や迅速な対応が求められます。そこで、患者個々のニーズに応じる為、看護師間の連携は勿論、血液浄化センターやリハビリテーション科、薬剤師、栄養士、退院支援部門など、多部門・多職種と連携しています。
安心して療養に臨める環境作りと、支援を目指し、医療チームが一丸となって協働できる組織を目指し努力してまいります。 -
新4階病棟
病床数は16床で、すべてが個室の緩和ケア病棟です。入院については、患者様やご家族と面談を行い、入退院判定会議で決定しています。患者様やご家族のQOL(生命・生活の質)が維持・向上されるよう共に在り、共に考え苦痛が緩和されるように支援しています。患者様やご家族がかかえる苦痛を、全人的(身体・精神・社会・スピリチュアル)な視点から捉えてアセスメントを行い、人生最後の尊い時間を大切にすごしていただけるよう謙虚な気持ちでケアを提供しています。
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血液浄化センター
血液浄化センターは、病床数35床で1日2クール(午前・午後)の血液透析療法を行っています。その他、在宅での腹膜透析療法、高脂血症に対するLDL吸着療法や潰瘍性大腸炎に対する白血球吸着療法などの特殊治療も行っています。患者様が、在宅での生活を楽しむことができるように身体的、精神的、社会的、スピリチアルの4側面から関りを持ち支援しています。さらに、慢性腎臓病患者様に対する腎代替療法の情報提供の場として、個別に腎代替療法選択外来を行い、患者様が自ら治療方法を選択できるよう努めています。また、慢性腎臓病教室を開講し、医師、看護師、薬剤師、栄養士、臨床検査技師が連携し、保存期患者の症状進行予防を行っています。年1回腎臓病啓発イベントを行い、予防医療にも力を入れています。
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ICU
ICUは病床数10床で、集中治療を要する重度な交通外傷、脳疾患、脊椎損傷、心疾患、心臓の手術や侵襲の大きい術後の集中管理が必要な患者様、院内発生の救急患者様を収容しています。また、ドクターヘリの運用も担っており、当院への救急搬送、他院への転院搬送、消防との協働など、地域医療との連携を図っています。
救急看護認定看護師や集中ケア認定看護師、特定行為看護師などを中心に専門性の高い看護を提供しています。様々な状況や背景から、危機的状況にある患者様とそのご家族様の思いや心に寄り添い、生命を救うことに加え、できるだけ自立を促し、「生活の質」を維持しその人らしく生活できるような状態まで回復を図ることが役割となっています。医師・リハビリ・ME・薬剤師・栄養士と日々カンファレンスを行い、患者情報を共有し、チーム医療の推進と日々進化する医療に対応するべく自己研鑽を重ね、安全で丁寧な対応により安心した療養環境で治療が受けられるように常に心がけています。 -
外来診療部
診療科数は、医科32科(うち標榜科32科)及び歯科口腔外科になり、外来診療部は、一般診療科外来・外来化学療法室・中央処置室の業務を行っています。
来院される患者様やご家族の思いに寄り添い、他職種と連携しながら看護を提供しています。 -
内視鏡
内視鏡には、看護師11名が在籍しています。内視鏡技師の資格を3名が取得し日々の看護に情熱を注ぎ、チームワークで職務に邁進しています。内視鏡治療(内視鏡的粘膜切除術、内視鏡的粘膜下層剥離術)膵・胆管系の専門性の高い検査、治療を一日に25件から40件を実施し、年間7000件弱実施しています。各診療科医師、薬剤師、放射線技師、臨床工学技士等の多職種、病棟と連携して、患者様の年齢や疾患、個別性に合わせた看護ケアの提供と精神面への配慮に努め、安全、安楽、安心な検査、治療の提供に取り組んでいます。また、地域救急医療に貢献するため、消化管出血や急性胆管炎などに対する24時間体制を維持し、夜間休日の緊急呼び出し業務も月平均15件以上に上っています。
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職員健康管理室
病院で働く職員の健康管理業務として、健康診断を実施し場合によって面談、保健指導、メンタルなどの健康相談などを行っています。ひとり一人の職員の健康のため、産業医と協力し健康管理をしています。
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新人看護教育担当
新人看護職員の研修計画・実施や部署の教育担当者・実地指導者と連携を図り、新人看護師の支援をしています。また新人看護師がリアリティーショックを乗り越え、患者さんとしっかり向き合い、寄り添える看護師になれるよう育成にあたっています。
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医療安全推進室
医療安全推進室では、院内・外におけるインシデントアクシデントの情報収集・分析・再発防止策の検討をしています。また、職員への教育・研修、医療安全ニュースの発行などを通して、安全管理体制を組織内に根付かせるための取り組みを行っています。
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看護部
当看護部は「心に寄り添う温かい看護を」掲げ、病院理念を基盤としながら、専門職者としての視点を大切にし、患者様に寄り添う看護を提供しています。そして、患者様の満足、働く人達の満足のために努めています。
また、急性期医療を担うため、院内教育を充実させると共に、院外研修・認定看護師資格取得・特定行為看護師研修などの支援も行っています。 -
手術室・アンギオ室
手術室看護師は、安全で質の高い医療を提供できるよう多職種と連携し、チームで手術のサポートを行います。高度で複雑な医療機器を取り扱うメンバーは、手術室看護歴1年目の新人から20年越えのベテランまで、幅広い構成となっています。また、手術前後には病棟への患者訪問も行い、手術を受けられるすべての患者様・ご家族様に寄り添い、不安や緊張の軽減に努めています。 各科診療科及びん麻酔科と協働し、さらに高度な治療としてステントグラフト内挿術、経皮的大動脈弁植え込み術を行っています。大動脈解離や急性心筋梗塞など緊急性の高い治療にも、24時間緊急手術を受け入れられる体制を整えています。手術室8部屋・ハイブリットを含むアンギオ室3部屋を有し、2023年度の手術件数は4436件、心カテ・アンギオ件数は2452件でした。手術看護支援システムや部門シテムを導入し、効率的な手術室運営ができるよう継続して取り組んでいます。
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入退院支援室
入退院支援室は、入院予定となった患者様への支援を行う【入院支援】と、入院して治療が終了した後の自宅療養や転院の支援を行う【退院支援】の部門にわかれています。 【入院支援】は、入院する患者様が安心して入院生活が送れるよう、入院前の患者様の状態を把握して、入院のしおりや治療スケジュールを説明します。入院生活による様々な不安に対応できるように多職種による支援も行っています。
【退院支援】は、退院調整看護師とMSW(医療ソーシャルワーカー)が、退院後の不安がないように、医師・病棟看護師・リハビリスタッフなど多職種と退院支援を行います。地域の医療(転院や往診)・看護・介護・福祉のスタッフとも連携し、患者さんが治療後も住み慣れた地域で安心して過ごせるような支援を心がけています。
E-HCU
E-HCUは2023年2月に新設され、ERとE-HCUで構成されています。
ERは三次救命救急センターである当院の玄関口としての役割を担い、様々な救急患者を受け入れ、水戸市のドクターカー運用、茨城ドクターヘリ搬送の重症患者を多職種と協働し、迅速な対応を心がけています。高度な判断力が求められる部署であり、コードブルーの際はいち早くその場に駆けつけ、救命に尽力しています。
E-HCUは、救急科を主科としERから様々な診療科の入院患者を受け入れています。看護師配置基準が4対1で、身体面だけではなく、心理面にも配慮した細やかな対応と、幅広い知識や高いアセスメント能力が求められています。入退室が多く、特に夜間入院の多くを一手に担い、患者の重症度の幅が広いなか丁寧な対応を心がけ、臨床推論に基づいた看護を展開しています。