interview31

M.Oさん

所属 病棟

勉学に励み、知識や技術を身に付け、寄り添った看護ができるように日々精進していきたいと思います

現在のお仕事の内容を教えてください。

私は救命センターのICUで働いています。当院の救命センターは三次救急であり、多発外傷、急性中毒、重症熱傷の他、脳卒中や心疾患を始め、様々な手術による高侵襲を受けた患者様が入院されます。その他にはECMOやIMPELLAといった補助循環装置を必要とする、高侵襲を受けた患者様の入院も多くあります。更にドクターヘリやドクターカーも出動し、地域の救急拠点病院としての役割を担っています。現在、特定集中治療室管理料1の取得に向けて、SICUを新設しています。SICUが加わった新しい救命センターとして、更に地域医療に貢献できるようスタッフ一同尽力していきます。

水戸済生会総合病院に就職しようと思ったのは?

学生時代から救急医療に興味がありました。当院ではドクターヘリの運用があり、フライトナースへの道を目指すことが可能であると知ったことが理由です。

更にフライトナース育成の場がICUであると知り、ICUへの異動を希望しました。実際にICUで働いていくうちに集中治療の分野に興味を抱いたため、現在のICUで約7年間勤めています。

入職してよかったことは何ですか

入職して良かったことは、興味を持ったことや学びたいことを、積極的に学習出来る教育体制であることです。「クリティカルケアについてもっと学びたい。」と認定看護師である先輩に相談し、看護師としてのキャリアアップのために、どの様な道があるのか、進むためにはどうしたら良いか、研修や教育機関についてたくさんのアドバイスを頂きました。課題で行き詰まった時は、時間外で一緒にサポートして頂いたこともありました。更にスタッフ同士の関係も良いため、病棟内の雰囲気も良く、上司や職場の仲間達みんなが、学習する事にとても協力的で、入職して良かったなと思っています。

仕事をするにあたって心がけていることは何ですか

私が日々心掛けている事は、新人時代の恩師から教わった「今日受け持っている患者様に、世界で一番幸せ者だ、と思ってもらえる看護」をすることです。ICUに入院される患者様は、意識障害や鎮静薬の使用により意思の疎通が困難な方が多くいらっしゃいます。一般病棟に所属していた時は、話すことが出来る患者様がほとんどだったため、ICUへ異動した当初は患者様の声なき声を聴くということがとても難しく、患者様に申し訳ない気持ちでいっぱいでした。ICUで日々看護をしていくうちに、意思疎通の困難な患者様でもバイタルサインの些細な変化から、声なき声を聴くことが出来ると学び、それを踏まえた関わりをしたことで、実際に挿管中の患者様から「ありがとう。」と感謝の言葉を頂けた時は、嬉しさから涙があふれました。まだまだ恩師から頂いた言葉には程遠い看護だと思っていますが、少しでも近づけるように精一杯頑張っていきます。

余暇の使い方は?

カフェご飯を意識した料理を作ることが好きで、プレートや盛り付けを工夫した食事作りにハマっています。腕前はまだまだなので、日々特訓中です(笑)。

もう一つの趣味はTVゲームをすることです。課題が終わった後などはストレス発散のために、大好きなゲームをして気分転換をしています。休みの日に集中してゲームをすると、朝方になっていた・・・なんてこともあります(笑)。

これからの目標としていきたいことは何でしょうか

当院の救急認定看護師と集中ケア認定看護師が、急変対応を始めリーダーシップを発揮し活躍している姿に、強く感銘を受けたため、私も先輩方のように活躍したいと思っています。
クリティカルケアを必要とする、生命危機状態に陥っている患者様の回復能力を促進するために、必要最低限の侵襲で済むよう日常生活を送るためには、一番近い立場である看護師が臨床推論能力、病態判断能力を身に付けて看護をしていく必要があると考えています。そのため更に勉学に励み、知識や技術を身に付け、寄り添った看護ができるように日々精進していきたいと思います。