interview77

K.Hさん

専門部署

ドクターカーやドクターヘリの運用体制が整っているほか、災害時に出動するDMAT(災害派遣医療チーム)も活動しており、まさに私が目指す看護師像に近づくための環境が整っている

当院に入職を決めた理由はなんですか?

私はもともと救命救急や災害看護に強い関心を持っており、緊急時における的確で迅速な対応が求められる現場で、人々の命を支える看護師になりたいと考えてきました。当院では、ドクターカーやドクターヘリの運用体制が整っているほか、災害時に出動するDMAT(災害派遣医療チーム)も活動しており、まさに私が目指す看護師像に近づくための環境が整っていると感じています。こうした高度な救急・災害医療に携わることで、専門性を高め、より多くの命を救う力を身につけたいと考え、当院への就職を志望しました。

当院で実際に働いてみた感想は?

重症な患者さんに対するケアやアセスメントは難しく、日々悩んだり不安になることもあります。しかし、そんな時に先輩が声をかけてくださったり、フォローしてくださることで、少しずつできることが増えてきて、自分の成長を感じられることが嬉しく思います。私の所属するEHCUには、ドクターカーやドクターヘリで搬送されてくる重症の患者さんが多く入院されます。

そのため、患者さんの身体的なケアはもちろんのこと、ご家族の不安や戸惑いなど、心理的な面にも配慮する必要があると感じています。的確な対応を行うためには、幅広い知識と高いアセスメント力、そして丁寧なコミュニケーション力が求められます。さまざまな疾患を抱えた患者さんを受け持つため、毎日が学びの連続であり、常に勉強の日々です。

どんなときにやりがいを感じますか?

少しずつ毎日の業務にも慣れてきて、日々の看護の中でできることが増えてきたと感じられるようになりました。最初は指示をこなすことで精一杯でしたが、徐々に患者さんの疾患や状態をしっかり観察し、それに合わせた看護を自分なりに考えて実践できるようになってきました。

その中で、患者さんの変化にいち早く気づいて対応できたときや、自分の関わりによって患者さんが少しでも安心した表情を見せてくれたときには、大きなやりがいを感じます。

看護師としてとくに心がけていることは何ですか?

忙しい業務の中でも、患者さんへの声掛けや笑顔での対応を大切にし、常に「患者さんに寄り添う看護」を心がけています。その中で、どのような声かけや対応が患者さんにとって安心につながるのかを意識しながら接するようにしています。また、安全な看護を提供するために、常に注意すべき点は何かを考え、一人ひとりの状態や背景に合わせた対応を行うことを心がけています。

今後のキャリアプランや目標を教えてください。

日々の業務の中で、まだまだ自分の知識やアセスメント力、疾患に対する理解の不足を痛感することが多くあります。だからこそ、患者さんの疾患や治療経過をよく観察し、ケアの中で「今、何が重要なのか」を常に考えながら、一人ひとりに合った個別性のある看護を提供していきたいと考えています。

また、私は看護師を目指した頃から、フライトナースやDMATの一員として災害や救急の最前線で活躍することを目標にしてきました。その目標に近づくために、今後も必要な資格の取得や研修への参加を通じて、スキルアップを図りながら、実践の中で経験を積み重ねていきたいと思っています。

看護学生の方、当院への入職を検討されているかたへメッセージをお願いします。

毎日の講義や実習に追われ、大変なことも多く、投げ出したくなることもあるかと思いますが、自分の目指す看護師像を忘れず、前向きに頑張ってください。私も看護師として働き始めてから、思うようにいかず悩んだり、落ち込むことも少なくありません。しかし、そんなときに先輩が声をかけてくださったり、サポートしてくださることで、日々成長を感じながら仕事ができています。皆さんと一緒に働ける日を楽しみにしています。